双極性障害のⅠ型とⅡ型の違いから理解するようにしましょう

躁状態と軽躁状態

女性

双極性障害の症状は大きく、躁状態と軽躁状態、そしてうつ状態に分かれます。躁状態としては、Ⅰ型が最も激しい症状が現れるでしょう。一般的に睡眠時間が短くなり、活動的になります。殆ど寝ずに活動することも可能になるでしょう。また、口数も多くなります。特徴的なのが、自分だけ喋り続けるということです。話を聞いてもらっている相手には喋らせずに、一方的に話を進めていきます。休む間もなく話し続けるので、話を聞いている方も疲れてしまうでしょう。話し相手は疲労困憊になってしまいます。また、仕事や勉強に対して意欲的に取り組むようになるでしょう。ただ、意欲があるだけで集中力はありません。何から何まで手を出すのですが、最終的には一つも仕上げる事ができないのです。気分が高揚し、ハイになっているので何でもできる気がするでしょう。例えば勉強だと、現代文をやっている途中で数学を始めます。数学が仕上がらない内に化学にも手を出すでしょう。そのようにして、中途半端に物事を進めていくのです。最終的には中途半端に手を出した仕事や勉強が山のように積み重なってしまいます。最初の段階では、周囲にいる人間も、患者が意欲的に仕事や勉強に取り組んでいるので驚くでしょう。仕事を任せてしまうことも多いのです。ですが、結局周囲の人間が尻ぬぐいをする羽目になるので、迷惑をかけてしまいます。また、万能感や高揚感から羽振りも良くなるでしょう。少々高い買い物に対して気にすることはありません。借金をしても問題ないと考えるので、気付いた時には後戻りできない状況を作ってしまうのです。双極性障害の患者には、借金が原因で社会的信用を失う方が多いと言われています。その為、抑うつ状態になると反動で激しい自己嫌悪に陥るでしょう。さらに、躁状態の症状が悪化すると、誇大妄想に陥る方もいます。自分には特別な能力や才能があると思い込むのです。躁状態は気分が高揚してハイになるので、一見害はないように思えます。ですが、行き過ぎてしまうと、周囲に多大なる迷惑をかけてしまうのです。双極性障害のⅡ型では、軽躁状態に陥ります。軽躁状態は躁状態に比べると周囲に迷惑を及ぼしません。単純に元気になったという印象を与えるでしょう。基本的に、短時間の睡眠でも行動的になるので、やる気があるなと思われてしまいます。ただ、本人には軽躁状態に陥っている自覚がないことが多いのです。その為、自分がハイになっているお陰でトラブルを引き起こしたとしても気付くことはないでしょう。本人は、万能感と高揚感に浸っているので何をやっても困らないのです。問題ないと思っているでしょう。周囲の人間に指摘されても、間違った指摘をされていると勘違いしてしまいます。双極性障害の方は、無意識の内に周囲に迷惑をかけてしまうことが多いのです。